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2024.03.04
イベント情報

【2024/3/4-5】TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前 ELSI Hiroshima ワークショップ2024

講師:
太田 紘史 准教授(新潟大学人文学部)
濱田 志穂 フェロー(国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター)
山本 圭一 臨床研究統括部長(国立研究開発法人国立国際医療研究センター臨床研究センター)
樋笠 尭士 専任講師(多摩大学経営情報学部)
立川 雅司 教授(名古屋大学情報学部)

小林 信一 センター長・特任教授(広島大学未来共創科学研究本部共創科学基盤センター) 近年、各大学においてELSI/RRI研究が進められているが、その研究人材はわずかであり、次代を担う研究人材の育成と研究ネットワーク形成を目的とし、学生を含む若手研究者を対象にワークショップが開催された。

詳細はこちら

※大阪大学ELSIセンター(共催大学)の報告レポートを許可を得て転載

「ELSI Hiroshima ワークショップ 2024」を開催しました。

大阪大学ELSIセンターは、広島大学共創科学基盤センター(ELSI Hiroshima)とともに、若手研究者向けの企画「ELSI Hiroshima ワークショップ 2024」を、2024年3月4日と5日に開催しました。

本ワークショップは、国内のELSI/RRIの研究ネットワークの構築を目的として開催されました。ELSI/RRI 研究・実践に関わる国内の代表的な研究者たちが講師となり、若手研究者や大学院生に向けて各分野における先端的な取り組みやその課題について報告されました。また、これからのELSI/RRIについてディスカッションが行われました。

大阪大学ELSIセンター、広島大学共通科学基盤センターをはじめ、国内から18のELSIセンター・関連拠点から、講師、参加者、オブザーバーなど25名が、運営スタッフ12名とともに参加しました。

<研究会概要>

  • 開催日時:2024年3月4日(月)10:00-18:00、3月5日(火)10:00-16:30
  • 会場:TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前
  • 主催:広島大学 共創科学基盤センター
  • 共催:大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
  • 開催案内ページはこちら:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/2634

第6期科学技術・イノベーション基本計画では、「総合知」の活用による社会問題の解決とその実現に向けた基本方針がまとめられました。本ワークショップでは、多様な分野の知見が絡み合う実際のELSI/RRIの現場に携わる講師の方々から、これまでの経験から見えてくる専門分野を横断することの意義やその実現に向けた工夫、そして将来的なELSI/RRIの展望に至るまで様々な報告が行われ、それら報告をもとにした議論を行いました。

「ELSI Hiroshima ワークショップ 2024」は、2日間に渡って開催されました。

1日目には、以下の4つの講演が行われました。

基調講演1「国内外のELSI/RRIの最新動向:STI政策の現場から」
濱田 志穂(JST 研究開発戦略センター(CRDS) フェロー)

科学技術イノベーション政策における研究開発の全体像を捉えながら、欧州を始めとする各国での先見的な新興技術ガバナンスの取り組みについてご紹介いただきました。

基調講演2「広島大学がELSI/RRI研究に取り組む意義」
小林 信一(広島大学大学院人間社会科学研究科 特任教授/共通科学基盤センター センター長)

広島大学にELSI研究拠点が設置されることの意義とその歴史的背景についてご講演いただきました。平和の希求というミッションの下でELSI/RRIに取り組むことの重要性を参加者全員で共有することができました。焦らず一歩ずつELSI/RRI研究・実践を進めていくことの重要性を確認し、これらの理念を実現するための具体的な方法について参加者全員で議論を行いました。

話題提供1「脳改変技術をめぐるELSI研究」
太田 紘史(新潟大学人文学部 准教授)

生命や生物としての人間が問われる脳倫理学上の事例を参考に、科学哲学の視点からご講演をいただきました。

話題提供2「文理融合としてのELSI:医療機関に所属する倫理学者からみた景色」
山本 圭一郎(国立国際医療研究センター 臨床研究センター 臨床研究統括部 部長)

医療研究機関にて倫理学者として活躍されているご自身のキャリアや現場での実際の対応の中から見えたELSI/RRIの問題についてご講演いただきました。

先端的な研究が行われる環境には常にELSI/RRIに関する問題が生じており、そうした現場にはELSI/RRIに関する関心やニーズが常にあること、そして生じつつある問題に誠実に向き合うことで見えてくる知見があることが感じられました。

2日目には、以下の2つの講演が行われ、最後には今回のワークショップ全体を通じた討論の場が設けられました。

話題提供3「農業・食品分野における萌芽的科学技術と社会:これまでの研究から」
立川 雅司(名古屋大学環境学研究科 教授)

遺伝子組換え作物などの農業や食品に関する萌芽的な科学技術とその政策や規制について社会学的な観点からご講演いただきました。

話題提供4「法学が ELSIにおいて果たす役割:自動運転をてがかりに」
樋笠 尭士(多摩大学経営情報学部 専任講師)

法学がELSI/RRI研究に果たす役割について、実際に取り組んでおられる自動運転の事例からご講演いただきました。

これらの講演では、市民や行政機関の意見を取り入れるために必要な取り組みについて紹介され、よりよい科学技術のための指針や原則を練り上げていくための視点を得られる機会となりました。

今回のワークショップを通じて、市民や現場の声を聞くことがELSI/RRI研究・実践の第一歩であり、ELSI/RRIに関心を持つネットワークの間で問題関心を共有し繋がりを持つことの重要性を参加者全員で共有して、無事ワークショップが終了しました。

大阪大学から参加をした石長佑一さん(大阪大学大学院 人間科学研究科 博士前期課程2年)からは「ELSI/RRI研究を担っていくために必要なことや求められることを、実際に取り組まれてきた講師の方々からお伺いすることで、ELSI/RRI研究が継続的に行われていくことが更なる発展のために重要であると認識できました。」という感想が寄せられました。

今後も更なる連携に向けて取り組んでいきます。

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