お知らせ
公開研究会(対面+オンライン)『ポスト真実時代における陰謀論と擬似科学の構造』のご案内
■概要
客観的な事実よりも感情や個人的信念が世論形成に大きな影響を及ぼす「ポスト真実」と言われる時代になった。陰謀論や擬似科学的言説に対して、ファクターチェックの無力さと教育的介入のガラパゴス化が一層浮き彫りになり、知識基盤社会の基礎そのものの脆弱性が窺われる。陰謀論・擬似科学をめぐって科学社会学・科学哲学が行ってきた従来的な検討を、「ポスト真実」の時代特徴を意識した政治学・社会学的考察へ拡張することが期待される。 本研究会は個別言説の科学的正しさを追求するのではなく、まず陰謀論・擬似科学がどう語られ、いかなるメカニズムで信じられているかについて、より深い理解を試みる。三名の講師によって、陰謀論・擬似科学の構造について、歴史・政治・社会の視点から解読していく。こうした解読の過程において科学的知識の受容という側面を拡張すれば、新たな科学技術が社会の中でどのように展開されていくかという問題、すなわちELSI(倫理的・法的・社会的な課題)とも接続されるであろう。
詳細は下記URLよりご覧いただけます(含:申し込みフォーム)https://rihe.hiroshima-u.ac.jp/2024/10/11-20_openseminar-2/